ステッチは極力最低限に留め、折ることによって機能的なカタチを表現しています。まるで封筒を二つ折りにしたような形状で、中心部を抜けるホール部分が使うシーンを限定しません。
システム手帳としてはもちろん、各リフィルパーツを組み合わせて、財布やオーガナイザーとしての使い方も。
リングバインダーを「まとめる機能」として再解釈したアイテムです。
素材 / material
革 / Leather
Oluで使用している革は、イタリアのトスカーナ州ポンテ・ア・エゴラ地区にある老舗タンナーが製造する、スムースな表面にロウ引きを施したショルダー革です。
表面には、ふんだんに白っぽくなるまでワックスが吹き付けられているのが特徴です。
革に含まれる油脂成分はそれほど多くなく、程よい張り感と軽やかさがあり、植物タンニン鞣しで染料仕上げなので、使い込むほどに味わい深い色に変化し、ロウ引きの革特有の艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
Binder / バインダー金具
品質が良く、古くから高級システム手帳の金具として世界中で使用されているドイツ、クラウゼ社製のバインダー金具です。大きすぎないちょうどいい11mmのリング径を採用しています。
Ageing / 経年変化
使い込むことで、表面のワックスが取れて行き、ロウ引きの革特有の上品で自然な艶が出てきます。 色の変化は、しっかりとロウ引きされていることもあり、驚くほど表情が変化します。ロウの白っぽさが無くなり、輝くような艶と革本来の色味が現れてきます。
※使用状況により、エイジングの仕方も異なりますので、ご参考程度に留めておいてください。
革本来の質感を優先するため色止め加工は施されていないので、変色・退色・色移り・オイル移り等の可能性があります。予めご了承ください。
Care / お手入れ
イタリアンレザーはすべて鞣し工程の際に革にオイルをたっぷりと含ませています。そのため、使い始めから約1年間はご使用途中にレザー用クリームやオイルによる保湿やメンテナンスは基本的に不要です。
お使い続けると革にしみ込んだオイルが次第に乾きはじめ、表面が少しかさついたように感じることがあります。表面が乾き始めたころに一度、オイルを塗り足します。
革に潤いを足すことでより使い込んだ時に艶感が増し、色味もより深くなっていきます。一度塗り足したあとはまた1年を目安にご使用ください。
有償になりますが、糸の縫い直しや革の張り替え等可能な限りご対応させていただきます。個別にお見積りになりますが、お気軽にご相談ください。