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作る人 / Glass Studio Calore

京都府亀岡市は自然豊かなところで、周辺は山地に囲まれ、中央に大堰川と「川下り」で有名な保津川が流れています。 私たちのガラス製品を作ってくださる職人を探して行き着いたのが、この亀岡の地でご夫婦でガラス工房を営まわれているGlass Studio Caloreさんです。

松本 大督
京都府出身。大阪デザイナー専門学校のガラス工芸コースでデザインと基礎技術を学び、1999年よりガラス制作に携わる。fresco、箱根CRAFT HOUSEガラス工房 副工場長、伊豆CRAFT HOUSE工場長などを経て、2015年にGlass Studio Caloreを設立。

松本 純子 新潟県三条市出身。ご自身の実家も金属加工業を経営されており、幼い頃からものづくりが身近に。明星大学造形芸術学科卒業後、研究科を経て京都のガラス工房に従事。制作活動後、大督さんとともにGlass Studio Caloreを設立。

土や木、
人にぬくもりがあるように、
ガラスにもぬくもりがある。

Caloreとはイタリア語で「ぬくもり」という意味。清涼感・冷たさをガラスに感じる方は多いですが、松本さんはガラスにも「ぬくもり」があることを伝えたいといいます。 手に取った人にどうぬくもりを感じていただくか。 色や形、厚みを工夫して、制作過程で作品がもつ温度感を調整していく。 日常使いの器が得意で、作品は主にギャラリーに納められているそうです。

INK PUDDLE / BIRDの細部は、熔けているガラスを竿にとり、塊の状態で成形する繊細な手仕事により一つずつ手作りされています。

ものづくりというのは、
頼まれた仕事を技術的な理由で断らないこと。

20年以上ガラス制作に携わっている松本さんは、吹きガラスの範囲であれば、基本的に何でも作るのがモットー。 得意なのは日常使いの器で、自宅で緊張しないで手に取ってもらえるように仕上げるのが、難しくもあり面白いところでもあるそう。 買っていただいたお客様に「毎日使ってます」と言われたときが一番嬉しいと、笑顔で話してくれました。

保津川の水流を利用して下流にある京都・大阪に物資を輸送することにはじまった「川下り」。亀岡~嵯峨嵐山までの川下りは観光としても有名です。

自分たちの歩幅でゆっくりものづくりができる場所。

JR京都駅から電車に揺られること20分、京都府の中西部に位置している亀岡市はのどかな空気が流れています。

工房を構える亀岡への思いを聞いてみたところ、「のんびりしているところが、自分たちの作風に合っている」とのこと。 ものづくりを通して、この土地のことを他府県の方にも知ってもらえるきっかになれば、とも。

自分たちのペースで仕事をしていきたいという思いをかなえる土地のようです。

毎日に使ってもらうために、丈夫に作る。

工房で使うガラスは準クリスタルとよばれるもの。毎日使ってもらえるように、良い素材で丈夫に作ることを大切にされています。 使い手にとっては飾っておきたいような作品も、気軽にどんどん使ってほしいそう。 吹きガラス体験を開催されており、地元でも大人気。ご予約などはホームページをチェックしてみてください。

取材後記 ぬくもりを大切にされているお二人だけあって、人柄もとても温かいご夫婦。お互いに一緒に制作して良い点を伺うと、「透明ガラスの機能美が分かるようになった」(大督さん)「デザイン重視の自由さが楽しい」(純子さん)と、それぞれの作風が良い影響を与えあっている印象を受けました。 (TAG STATIONERY STORE スタッフ T)

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